教育

派遣の教育訓練をeラーニングで行う問題点とは?

2018-02-23

#教育訓練 #eラーニング #派遣元台帳 #派遣法改正

派遣の教育訓練をeラーニングで行う問題点とは?

法改正で派遣労働者に対しての教育訓練が義務化されました。以前の記事にて、派遣労働者の教育にeラーニングが有用であることを説明しましたが、一方でeラーニングを活用する上での注意点もあるので、今回はそのことについて解説していきます。

CONTENTS
1. eラーニングによる教育訓練を行う場合
2. 教育訓練をしたら台帳に記載しよう!
3. eラーニングの注意点

eラーニングによる教育訓練を行う場合

 

法改正で派遣労働者に対しての教育訓練が義務化されましたが、 その教育訓練にはネット学習と呼ばれる「eラーニング」が最適なのは以前にお話ししました。

しかし、eラーニングによる学習をした場合の注意点もあるので、今回はそれをご紹介します。

前回の記事はこちら 

 

教育訓練をしたら台帳に記載しよう!

 

教育訓練を実際に実施した場合、派遣元管理台帳と呼ばれる台帳に、その訓練でおこなった内容や、日時などを記載しなければなりません。

実はこれ、「eラーニング」で行った場合でも同様に行わなければいけません。

訓練をした時間(何時~何時まで)という実際の実施時間を的確に記載しておかないと、あとから追及されてしまいます。

※労働者派遣事業関係業務取扱要領に記載された例では、日付だけの記載になっておりますが、実際としては日時を正確に明記しなければならないのです。

 

何故ならば、その教育訓練の時間でも、一応労働の一環となります。 いわゆる有給訓練です。

もしそれが所定労働時間外ならば、割増賃金(残業代等)を支払わなければならなくなります。

そのため、労働局はその時間にも給与が支払われているか…という裏付けを欲しがります。

更に、この教育訓練には一定時間実施しなければならないという義務化された時間があります。

というわけで、日時と内容を"明確"に記載する必要があるのです。

 

eラーニングの注意点

 

eラーニングの注意点を挙げるならば、コンテンツが細分化されているということ。

 

これはどういう意味かというと、コンテンツが細分化され、様々なカリキュラムが細切れになっていれば、これらすべてを台帳に記載しなければいけません。

 

eラーニングの1つのコンテンツ平均時間は10分~20分です。

受講した授業全てを事細かに台帳に記載する必要があるのです。

いわゆる手間ですが、大切なことなのでしっかり記載しておきましょう。

 

また、休憩時間を利用したeラーニングでの教育訓練。

休憩時間なら業務もないし、合理的じゃないか!と一見思いがちですが、上記の内容を見直してみてください。

そうです。教育訓練は労働の一環であり、有給訓練となります。

つまり、休憩時間にこれらを行った場合、給料を支払わなければなりません。

これをスキルアップの為だから…という理由で自主学習的に行わせたとしても、給料を払わなければ問題になってしまいます。

(社員が無意識に視聴していても同じことになります)

 

しかも、そのeラーニングはパソコン、スマホと場所や端末を限りません。

つまり、スマートフォンによるeラーニングでの講義を視聴しているだけで、それは有給訓練となってしまうのです。

所定労働時間外(時間外労働)には給料を払うという意識はあると思いますが、

教育訓練に対しても、それがたとえネットを通じていたとしても業務の一環となるという認識はまだ根付いていません。

そのため、これら時間外による教育訓練には十分注意しながら、eラーニングを用いなければいけません。

(仮に訓練の為といって紙の本を読ませていても同じことです。)

 

しかも、派遣元管理台帳と給与台帳を確認すれば、その会社が給料を支払っているかいないかがすぐに把握できてしまいます。

当然、これらの記載は義務ですし、もし偽って記載すれば法律違反となります。

 

スキルアップの為の教育訓練といえども、必ず時間をしっかり守って行いましょう。

また、業務中に行わせ、休憩時にはしっかりと休憩をさせるようにしましょう。

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