派遣事業者必見!教育訓練のコストカットを目指そう!
2018-04-04
#派遣 #教育訓練 #コストカット

2015年の派遣法改正によりキャリアアップの為の教育訓練が義務化され、今後の派遣事業のコストは膨れ上がる予想です。 特に、特定派遣事業から切り替えた事業者は、環境整備や資産、更に新制度に対応するための業務、更には有期雇用によるコストなどとにかく悩んでいることだと思います。 そこで今回は、新たに義務化された教育訓練でのコストカットを目指す事業者向けに方法をご紹介していきます。
教育訓練でかかるコスト
教育訓練が義務となり、それらにかかるコストは大きくなってしまいます。 ではまず、どれぐらいコストがかかるのかを見てみましょう。
セミナー代
キャリアアップ教育の為には集団訓練などのセミナーを実施する機会がおありだともいます。 全体に意識を啓発したり、規律のある教育を行えたりとセミナーには利点もあります。 ただ、セミナーを実施する場合、当然会場代や配布する冊子代、更に外部から講師を招く場合には別途で経費が掛かります。 これがまずコストの1つとなります。
社内の指導係
実践的な研修や社内での教育訓練を行う場合、当然ながら指導係に支払う給料が発生します。 また、長期的に運用するには指導係を育成していく必要もある為、時間と手間がかかり、結果として経費は増えるでしょう。 これもコストの1つとなり得ます。
教材代
当然キャリアアップ教育をすれば教材などのコストもかかりますし、社員の多い企業の場合は場所の確保で余計に負担が増えるでしょう。
専門的な知識を持つカウンセリングの設置
キャリアアップの為にはカウンセリングの設置も必須となりましたが、こちらの整備や専門知識のあるスタッフの雇用などでコストがかかります。 しかしコチラは派遣事業を運営する上では義務となりますので、カットできない部分です。
教育訓練で発生する交通費
教育訓練で必要になるコストの中には交通費もあります。 派遣法で定められている教育訓練の内容には、「有給且つ無償で行わねばならない」という項目がありますので、訓練や研修でかかる交通費も当然無償でなければなりません。 交通費はマイカー、駐車場料金、鉄道などの公共交通機関等すべて含まれます。 万が一無償でなかった場合には認可が下りなくなったり、取り消しになったりするケースが出ますので十分ご注意ください。 教育訓練は義務である、しかしコストはカットしたい。 では、これらの解決を目指すなら何をすればよいのか。
コストカットを目指すならeラーニング
これらコストカットを目指すなら、eラーニングを導入してみてはいかがでしょうか? eラーニングはインターネットを通して行う新しい形態の学習方法です。 これらはパソコンやスマホ、タブレットなどから行うことができ、すべてが電子媒体で完結する為、余計なテキストを印刷して配布したりなどの手間は減り、結果としてコストカットできます。 更に、セミナーなどと違い、普段から利用している社内のパソコンなどから行えるため、会場代もいりません。
さらに、教材や講義はeラーニング上に存在する為、講師を外部から雇う必要もなければ、指導員を育成・配置する手間も減ります。これで大きくコストを削減することができます。 当然ですが、社内で完結できるため、交通費などのコストを減らせます。 ただ、1つだけ問題はあります。 それは、現在環境の整っていない事業所の場合、パソコンやインターネット環境を構築する為に初期費用が掛かります。
しかし、一度導入してしまえば以後のコストは減りますし、それでも長期的に見れば楽なのは確かです。 eラーニングは非常に合理的な学習方法であり、今後AIや高速通信の普及でどんどん加速していくことでしょう。 コストカットを目指すならば是非ともeラーニングを導入してみてはいかがですか?