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派遣エンジニアの定着率は教育にあり

派遣エンジニアの定着率は教育にあり
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エンジニアは給料が良くても辞める!?

IT業界は昨今の急速な発展に伴い常に人材不足で、グローバル化の影響もあってか海外と比べ、日本のIT水準は5年単位、場合によっては10年単位で遅れをとっています。
そんなIT業界の人材不足を担うのが派遣エンジニア。
その派遣エンジニアは辛い、厳しい、給料が安い…と言われますが、一方で給料の良い職場も存在します。
しかし一方で定着率が非常に悪く、給料が良くても人が辞めていく現状。
派遣先・派遣元は突然辞めてしまう事に戸惑っています。

原因として挙げられるのは、

  • 激務である
  • 給料が安い
  • 評価されない
  • 待遇が悪い
  • 指示が不明瞭である

…等、負担に対してのメリットが少ないことや、業務に支障が出るレベルまで様々。
特に環境の悪さによって辞めてしまうケースがほとんどで、その理由を明確に伝えられぬままのため、全く解決がなされていないという現状もあるようです。
しかし、果たしてそれは本当に派遣先においての辛さなどから来るものなのでしょうか。

派遣元の教育不十分が原因

労働環境が悪いのは相手先によりますので、企業コンサルタントなどを通じて解決する以外にありません。
一方でこの激務についていけない、指示が不明慮であるという自体は、派遣元…つまり派遣会社の派遣社員教育が不十分であることが原因です。
現行派遣法では、派遣教育が義務となっていますが、優良企業を除いては派遣教育はあくまで義務を満たすだけであったり、新人研修のオリエンテーション部分で終わっていたりというのが現状のようです。

つまり、これから社会でやっていくにあたって必要な部分、業務上で発生する様々なトラブルを解決する方法、業務がうまくいかない場合に取るべき行動など、重要な部分が全く教育されていないのです。
それどころか、実務関係に関しては派遣先に丸投げし、専門的になればなるほど話しが通じ合わず、結果として指示が不明、待遇が悪いといったすれ違いの意識も発生していきます。

派遣会社としては、派遣社員を派遣して契約した段階で利益になるのでうれしいかもしれませんが、派遣先としては溜まったものではありませんし、そうとも知らずに送られた…特に若い社員などは非常に戸惑う事でしょう。
エンジニアなどでよく行われる、見て覚えろ、やって学べというのは、ある程度知識や経験があってこそできる事ですので、とりあえず派遣先に送って様子見…では全く成長するどころか、社員のやる気や自信を奪うだけになっています。
このことを派遣の営業スタッフが知らずに行うために、派遣先としても派遣社員としても話が違うということになってしまうわけです。

派遣教育の不十分は派遣元の怠慢であり、これが原因で怠慢は定着率を下げています。
定着率を上げるならば、まずは自社で契約した派遣社員の教育と、派遣会社の運営にかかわる正社員の教育を徹底させましょう。
また、8時間以上の教育義務を満たすだけでなく、派遣社員の将来と、自社の長期的な利益のために、今一度社員教育は徹底させましょう。