ブログ/コラム

派遣教育訓練のeラーニング研修【派遣のミカタ】派遣法 2022年01月13日

2020年派遣法改正で派遣企業が対応すべきポイントを解説

2020年派遣法改正で派遣企業が対応すべきポイントを解説

教育環境を整えましょう

資料ダウンロード(無料)

 

2020年4月の派遣法改正で派遣労働者にとって給与や待遇面での情報開示、並びに待遇改善となる同一労働同一賃金が施行されます。 派遣企業としても、対応すべき事項が多く出てくることが予想されます。 そんな新ルールに合わせて派遣元企業が備えなければいけない対応についてご紹介していきます。

企業が対応すべきポイント

派遣企業が対応すべき点としては以下の2点です。

情報開示と待遇措置

まず派遣先は、派遣会社との契約時に給与や待遇などの情報を開示する義務が発生します。 これは正社員と派遣社員の待遇差を改善する為に、内情を把握している派遣先側が行うべき点となります。

 

そして、正社員と派遣社員は同じ業務に就くわけですから、同じ条件で働くことになりますし、派遣社員に簡単な仕事を振るのであれば、正社員側であまり多くの業務に従事していない社員の給与も調整する必要に迫られるでしょう。

 

つまり今までの派遣社員は外部から来たお手伝い的な感じの扱いだったものを、次の法改正後は助っ人として一社員として丁重に扱う事が法によって約束されるわけです。 よって、派遣先側は情報開示義務を果たし、待遇を改善する措置を社内で行う必要が発生するのです。

待遇差改善に用いられる2つの方法

派遣先での待遇差改善では、次の2つの方法のうちどちらかを用いて行われなければなりません。

 

  1. 派遣先均等・均衡方式:派遣先の通常の労働者との均等・均衡待遇 派遣労働者が従事する業務に伴う責任の程度
  2. 労使協定方式:一定の要件を満たす労使協定による待遇 労使協定方式の対象となる派遣労働者に限るか否か

 

待遇差は派遣先が変わるごとに基準が変化してしまいますので、ほとんどの場合は②の労使協定を締結する方法を用いることが多くなると見込まれています。 今のところはっきりとコレ!と言える結論を出すのは難しいですが、厚生労働省としては『派遣先と事業主に一任する』という見解のようです。

 

多くの経済関係者の話では、格差は縮まらないという見解が多いようで、同じ職種が同じ待遇として均一にならなければ効果を発揮しないという問題点もあります。 よって、各社で検証し、情報を共有しながら待遇差を考えていかねばならないでしょう。

 

最も、今行える一番の待遇差対策は、賃金の安定化ですので、まずは給与面での差を減らして、業務も正社員と均等に振り分けていくといった不公平さを埋めていく作業から始めていくのが良いのではないでしょうか。

派遣会社側の待遇改善

教育環境を整えましょう

資料ダウンロード(無料)

 

派遣会社側にも当然義務は起こります。 まず、現在施行されているパートタイム労働法ですが、こちらのルールのほとんどが派遣社員にも適用されるようになります。(一部のみ派遣社員向けの記述に変更される模様)

 

例えば、派遣社員との契約時に「給与・休日出勤のルール・休憩・休暇」など所謂正社員に対して当たり前のように行使されているこれら基本的労働基準と情報開示を非正規雇用者である派遣社員にも適用せよという事です。 パートタイム法については厚生労働省のサイト上にまとめられています (厚生省:https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/06/tp0605-1d.html

まとめ

給与や待遇差改善は働き方改革において大きな争点であり、不安定な非正規雇用を救う事にもつながります。 これら待遇改善措置は「同一労働同一賃金」という新たなルールの下で行われますので、そちらも併せてチェックし、派遣社員を受け入れる企業、並びに派遣会社は今のうちから対策を考えておく必要があります。

派遣法対応に役立つおすすめサービス

教育環境を整えましょう

資料ダウンロード(無料)

 

1,300社以上の導入実績を持つ「派遣のミカタ eラーニング」は、派遣法改正により義務化された派遣スタッフのキャリアアップ教育を丸ごと効率化する、派遣業界特化のeラーニングサービスです。

 

様々な業種に対応する約20種類の教育カリキュラムと、3,000を超える多様な学習コンテンツが搭載されているので、eラーニング導入時に負担となる、カリキュラムの作成や教材の制作なども必要ありません。

 

受講者と学習データの管理、事業報告用の実績算出もラクラクなので、難しい操作や設定もなく簡単にeラーニングを導入・運用することができます。

 

また、派遣法改正やトレンドに合わせてほぼ毎月コンテンツを更新しているため、在職期間の長い従業員の教育や派遣社員以外の社員教育にもご活用いただけます。キャリアアップ教育に必要な機能がすべて揃って、月額費用はわずか19,800円〜!

SHARE

この記事の著者

派遣のミカタ事務局

派遣社員の教育や、派遣業界の様々なことについて日々取材し、記事を執筆しております。

こちらの記事もおすすめ

派遣教育訓練のeラーニング研修【派遣のミカタ】外国人労働者派遣 2023年10月27日

外国人派遣の就労可能業務・期間は?在留資格・ビザとの関係を解説!

少子高齢化が進む日本では労働人口が減少し、労働力が不足しています。そのような状況で期待されているのが外国人で、派遣労働者としてのニーズも高まっているのです。しかし外国人を派遣労働者とする場合、どのよう...

派遣教育訓練のeラーニング研修【派遣のミカタ】派遣法 2022年01月13日

キャリアアップ措置において人材派遣会社がすべきこと

目次キャリアアップ措置において、人材派遣会社がすべきこと必須!人材派遣事業主のキャリアアップ措置キャリア形成支援制度って?おしえて!派遣元事業主がすべきこと適切な措置をして派遣社員のキャリアアップを支...

派遣教育訓練のeラーニング研修【派遣のミカタ】介護 2022年01月13日

介護派遣スタッフのキャリアアップ教育はeラーニングで!

目次介護派遣スタッフのキャリアアップ教育はeラーニングで!サポートが充実したeラーニングサービスを派遣事業者におすすめのeラーニングサービス 介護派遣スタッフのキャリアアップ教育はeラーニングで! 介...

すべて見る

派遣法に対応した
教育環境を整えましょう

サービス紹介資料ダウンロード(無料)

お電話でのお問い合わせ
03-6824-13909:00~18:00(平日)
無料機能を無料で体験いただけます
無料で体験する

さらに詳しく知りたい方へ導入にあたって気になるポイントを詳しく解説します