ブログ/コラム
派遣法 2022年01月13日
キャリアアップ措置において人材派遣会社がすべきこと

目次
キャリアアップ措置において、人材派遣会社がすべきこと
キャリアアップ措置、キャリア形成支援制度…最近そんなワードを聞くことが多いのではないでしょうか? しかし、そもそもキャリアアップ措置、キャリア形成支援制度とはいったい何なのか? 今回はそんなキャリアアップ措置について解説していきます。
必須!人材派遣事業主のキャリアアップ措置
2015年の派遣法改正に伴い、派遣労働者のキャリアアップ措置(キャリアアップ支援、キャリア形成支援制度)が義務化されました。 よく聞くであろうキャリアアップ措置、キャリア形成支援制度は同じ意味だったのです。 このキャリアアップ措置とは、スキルアップを行う責任は本来、契約している派遣元の事業者にあるのではないですか?という疑問から生まれたものです。
よって、これが義務化されることで、スキルアップの責任を派遣元が担う事となり、同時に将来を見越した教育責任を持つことにもなるのです。 これにより、業界全体の能力を向上させるといった目的があります。
キャリア形成支援制度って?
キャリア形成支援制度…キャリアアップ措置では、段階的かつ体系的な教育訓練の実施及びキャリア・コンサルティングの実施をすることが義務付けられます。 ではそれら内容はいったいどういったものがあるのでしょうか。
- 段階的かつ体系的な教育訓練の実施
- 教育訓練は有給且つ無償で行われるべきである
- キャリアコンサルティングの相談窓口を設置
- キャリア形成を念頭に置いた派遣先の提供を行う手続きが規定
おしえて!派遣元事業主がすべきこと
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
では、これらに対していったい何を行えばいいのでしょうか。 派遣事業者が行うべきことは以下の事柄です。
教育訓練の実施、教育訓練を行う機会の確保、教育訓練の計画
これらはカリキュラムの作成や、日程の確保。 またどういった教育が必要で何が足りていないのかを把握するという時間を意味します。
キャリア形成への周知、社員への受講配慮
社員に教育訓練の内容などをしっかりと伝達しなければ、うまく機能しないこともあります。 これらをメールや社内の掲示板、パンフレットなどでしっかりと伝える必要があります。
書類や機密情報の管理体制確保
キャリア相談員は知り得た情報や個人情報を徹底管理しなければなりません。
適切な措置をして派遣社員のキャリアアップを支援しよう!
キャリアアップは会社全体の生産性向上と活性化につながる良い機会です。 社員や会社の将来を見据えのキャリア形成をしていきましょう!
キャリアアップ支援に役立つおすすめのサービス
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
1,300社以上の導入実績を持つ「派遣のミカタ eラーニング」は、派遣法改正により義務化された派遣スタッフのキャリアアップ教育を丸ごと効率化する、派遣業界特化のeラーニングサービスです。
様々な業種に対応する約20種類の教育カリキュラムと、3,000を超える多様な学習コンテンツが搭載されているので、eラーニング導入時に負担となる、カリキュラムの作成や教材の制作なども必要ありません。
受講者と学習データの管理、事業報告用の実績算出もラクラクなので、難しい操作や設定もなく簡単にeラーニングを導入・運用することができます。
また、派遣法改正やトレンドに合わせてほぼ毎月コンテンツを更新しているため、在職期間の長い従業員の教育や派遣社員以外の社員教育にもご活用いただけます。キャリアアップ教育に必要な機能がすべて揃って、月額費用はわずか19,800円〜!
こちらの記事もおすすめ
派遣法 2022年01月12日
同一労働同一賃金の判例から分かるトラブルの防止方法とは?
同一労働同一賃金の意味や目的とは? 同一労働同一賃金は、企業・団体での雇用形態の違いに関わらず同じ仕事をする人には同じ待遇を用意することを目指すものです。これにより、雇用形態に囚われず、成果や評価を正...
派遣法 2022年01月13日
2020年派遣法改正で派遣企業が対応すべきポイントを解説
目次企業が対応すべきポイント派遣会社側の待遇改善まとめ派遣法対応に役立つおすすめサービス 企業が対応すべきポイント 派遣企業が対応すべき点としては以下の2点です。 情報開示と待遇措置 まず派遣先は、派...
派遣元責任者 2024年03月21日
人材派遣のマージン率とは?目安や内訳、重視される理由や派遣元企業がとるべき対応を解説
派遣スタッフを利用するときに、派遣元企業のマージン率が気になる場合は多いでしょう。また、派遣元企業にとっても、マージン率の設定や対応には十分に注意する必要があります。そこで本記事では、マージン率の概要...