ブログ/コラム
派遣社員向け 2022年01月13日
派遣労働者が使える年金制度
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
日本の公的年金は国民年金、厚生年金、共済年金の3種類が存在しています。今回は派遣労働者にとってどの年金が適しているのかについて詳しく解説していきます。
派遣労働者の年金ってどうなるの?
日本国が運営する公的年金は3つあります。
1つが国民年金。これは日本国内に滞在する20~60歳の方全てに該当する年金制度です。基本的にはフリーランスや自営業者などが加入する事が多いです。
2つ目に厚生年金。厚生年金保険の適応を受けている、主に会社員などが該当する年金制度。
3つ目に共済年金。これは公務員(公立校教員、役所、警察官等)や私立学校の教員などが該当する年金制度です。
派遣事業を営む事業者の場合、自営業者となりますので国民年金となりますが、派遣社員、派遣労働者の場合は国民年金、厚生年金が曖昧かと思われます。まず、契約する派遣会社で年金分が給料明細から引かれている場合は厚生年金となっておりますが、それがされていない場合は国民年金となっています。
また、厚生年金は1月の労働時間が120時間以上であり、契約期間が2か月を超えているのが条件となっています。この条件に当てはまり、現在国民年金加入となっている派遣労働者は是非厚生年金への切り替えをしましょう。
なぜ厚生年金の方が得なのか?
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
厚生年金にはメリットがいくつか存在します。まず、「保険料を会社が半分負担してくれる」というもの。
もう1つのメリットは、貰える年金額が上がるという事。国民年金は基礎年金分しか受け取ることができません。何故ならば、この国民年金は冒頭でも申し上げた様に自営業者などが多く加入する年金となります。自営業者は経営形態的に自分で貯蓄をしている事が多く、その為ではないかと思われます。
一方厚生年金は基礎年金分に加えて厚生年金分が加算されます。厚生年金加入者も、国民年金制度の「20~60歳の方全て」に該当しますので加入している事になり、それに加えて厚生年金が加算されるという仕組みです。
また、これは働いていた時の給料に比例し、多く収めていればそれだけもらえるという事です。その差額ですが、大よそ月に10万円ほど変わってくるのです。
その為、上記2つのメリットのある厚生年金へと切り替えたほうがより将来的にお得となるのです。
派遣社員のキャリアアップにおすすめのサービス紹介
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
1,300社以上の導入実績を持つ「派遣のミカタ eラーニング」は、派遣法改正により義務化された派遣スタッフのキャリアアップ教育を丸ごと効率化する、派遣業界特化のeラーニングサービスです。
様々な業種に対応する約20種類の教育カリキュラムと、3,000を超える多様な学習コンテンツが搭載されているので、eラーニング導入時に負担となる、カリキュラムの作成や教材の制作なども必要ありません。
受講者と学習データの管理、事業報告用の実績算出もラクラクなので、難しい操作や設定もなく簡単にeラーニングを導入・運用することができます。
また、派遣法改正やトレンドに合わせてほぼ毎月コンテンツを更新しているため、在職期間の長い従業員の教育や派遣社員以外の社員教育にもご活用いただけます。キャリアアップ教育に必要な機能がすべて揃って、月額費用はわずか19,800円〜!
こちらの記事もおすすめ
派遣法 2022年05月23日
派遣法改正の歴史を振り返る!2021年までを徹底解説
目次派遣法とは?2007年までの改正2012年の規制強化について2015年改正では雇用安定化措置(3年ルール)が加わる2020年改正で組み込まれた「同一労働同一賃金」の原則2021年は2度の改正で、派...
派遣元責任者 2024年01月26日
「無期雇用派遣」とは|有期雇用との違いや派遣元・派遣先がとるべき対応などを紹介
派遣スタッフの働き方の1つに、「無期雇用派遣」があります。言葉の意味は理解しつつも、実際にどのような仕組みなのか知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では無期雇用派遣と有期雇用派遣の違い...
派遣法 2022年07月29日
派遣と請負って何が違う?両者の違いと注意点を弁護士が解説
目次労働者派遣、請負(業務処理請負)とは両者の具体的な違い―労働者派遣法による規制の有無など注意点①―派遣と請負の区別について注意点②―偽装請負についてまとめ派遣事業に役立つおすすめサービス 労働者派...