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派遣教育訓練のeラーニング研修【派遣のミカタ】派遣元責任者 派遣教育訓練のeラーニング研修【派遣のミカタ】派遣業界情報 2024年04月22日
派遣労働者がキャリアアップする方法とは?キャリアアップ教育訓練についても解説
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派遣事業を営むうえでは、派遣労働者のキャリアについても考えなければなりません。当記事では、派遣元事業主に義務づけられているキャリアアップ措置の概要や、派遣労働者がキャリアアップする方法について解説します。派遣労働者のキャリアについて理解を深めたい方は参考にしてください。
目次
キャリアアップ措置とは
キャリアアップ措置とは、派遣元事業主が派遣労働者に対してキャリアに関する教育を施すことです。派遣労働者が業務に従事する際、本人の希望や適性に沿ったキャリアを歩むためには、一定の教育が必要となります。そして、派遣元事業主には、その教育を施す役割が求められています。
2015年9月の労働者派遣法改正に伴い、派遣元事業主にはキャリアアップ措置が義務づけられるようになりました。
派遣元・派遣先の義務
ここでは、派遣労働者への教育に関わる派遣元・派遣先の義務について解説します。
派遣元
派遣元の義務は、下記のとおりです。
・労働局への教育訓練計画の提出
・計画的な教育訓練の実施
・希望者へのキャリアコンサルティングの実施
・教育訓練などの実施状況の報告
・派遣元管理台帳などにおいて教育訓練の実施状況を記録
派遣元事業主は、上記の事柄を実行することが求められます。
派遣先
派遣元だけではなく、派遣労働者の派遣先も、教育に関する配慮義務・努力義務が定められています。具体的な内容は、下記のとおりです。
・派遣労働者が希望した場合には、対象者へ教育訓練を受けられるように、可能な限りの協力や配慮をする
・派遣元の求めに応じて派遣労働者のキャリアアップ支援に必要な情報を派遣元へ提供する
配慮義務・努力義務ではありますが、派遣労働者のキャリアのためには、できる限り実施することが望ましいでしょう。
キャリアアップ教育訓練とは
キャリアアップ教育訓練とは、派遣労働者に対して派遣元事業主が行うべき教育訓練のことです。2015年9月の改正労働者派遣法によって、派遣労働者に対して、入社から3年間・年に8時間以上のキャリアアップ教育訓練を受けさせることが、派遣元事業主に義務化されました。
キャリアアップ教育訓練を受けるにあたって、派遣労働者には、受講費用をはじめとする費用の支払いは発生しません。有給かつ無償でキャリアアップ教育訓練を受けられます。実施方法は、集合研修やeラーニング、OJTなど、派遣元によって異なります。
キャリアアップ教育訓練の要件
キャリアアップ教育訓練の要件は、下記のとおりです。
・雇用する全ての派遣労働者を対象としている
・有給かつ無償で行われている
・派遣労働者のキャリアアップに資する内容である
・長期的なキャリア形成を念頭に置いた内容である
など
派遣労働者がキャリアアップを目指すメリット
派遣労働者がキャリアアップを目指すメリットとしては、主に以下の2つが挙げられます。
・将来設計を立てやすくなる
・スキルを身につけられる
将来設計を立てやすくなる
派遣労働者がキャリアアップを目指すメリットは、将来の設計を立てやすくなる点です。キャリアアップの結果、正社員になれば、企業内での昇給モデルを前提とした収入アップが見込めるでしょう。収入が上がれば、将来のことも考えやすくなります。また、社会保障や福利厚生の面でも正社員になるメリットは大きいでしょう。
スキルを身につけられる
派遣労働者がキャリアアップを目指すことで、広くあるいは深くスキルを身につける意識が高まります。実際に、専門的なスキルを習得して、さまざまなキャリアにチャレンジする派遣労働者も増えてきています。習得したいスキルに応じた研修を受ければ、働きながら効率的にスキルアップできるでしょう。
派遣労働者がキャリアアップする方法
ここでは、派遣労働者がキャリアアップする方法を4つ解説します。
・仕事を通じてスキルアップを図る
・空いた時間を勉強する
・キャリア形成支援制度を活用する
・キャリアスクールやセミナーを活用する
仕事を通してスキルアップを図る
日々の業務を通じた継続的なスキルアップは、派遣労働者がキャリアアップするための第一歩です。派遣労働者に、自発的にスキルアップを目指してもらうためには、各々の現状に応じた目標設定を推奨するとよいでしょう。目標を立てる際には、短期的な目標と長期的な目標を立ててもらうことをおすすめします。
空いた時間で勉強する
空いた時間でスキルを伸ばすための勉強をすることも重要です。派遣は決まった時間で仕事がしやすい働き方です。残業が少なければ、休日や帰宅後などの時間は比較的に余裕を持って過ごせるでしょう。その時間を活用して勉強すれば、キャリアアップにつながります。
キャリア形成支援制度を活用する
派遣元事業主によるキャリア形成支援制度の活用もおすすめの方法です。派遣元事業主には、キャリア形成の支援を希望する派遣労働者に対して教育訓練やキャリアコンサルティングを行う義務があります。派遣労働者に教育訓練やキャリアコンサルティングを受けてもらうことで、今後のキャリアアップが図れるでしょう。
キャリアスクールやセミナーを活用する
外部のキャリアスクールやセミナーの活用も、派遣労働者のキャリアアップにつながります。厚生労働省は、派遣労働者の能力開発やキャリアアップの支援のため、指定講座の受講費用を助成する「教育訓練給付制度」を設けています。派遣労働者に講座を受けてもらうことで、今後のキャリアアップに向けた一歩を踏み出せるでしょう。
派遣労働者へのキャリアアップ奨励のためにおすすめの資格
キャリアアップ奨励の一環として、派遣労働者に資格取得をおすすめするのもよいでしょう。ここでは、おすすめの資格を4つ紹介します。
・TOEIC
・日商簿記検定
・MOS
・秘書検定
TOEIC
TOEICは、オフィスや日常生活における英語コミュニケーション能力を評価するための試験です。合否で判断されるものではなく、英語コミュニケーション能力をスコアで評価する点が特徴です。派遣労働者が履歴書に書く場合には、スコア600点以上が目安といわれています。
日商簿記検定
日商簿記検定は、簿記に関する能力を計る資格です。1~3級・初級・原価計算初級のレベルに分けられています。初学者の場合は、低い級から取得するのもよいでしょう。派遣労働者が履歴書に書く場合には、2級以上が目安となります。
MOS
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、マイクロソフト社公認の資格試験であり、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookに関する能力を評価するものです。WordやExcel、PowerPointは、実務でもよく用いられるツールです。勉強を通じて効率的な操作方法を習得できるため、派遣労働者の実務にも役立つでしょう。
秘書検定
秘書検定は、社会人にとって必要な知識・マナー・スキルなどを計る資格です。1級・準1級・2級・3級まで級が設けられています。履歴書に書く際には、2級以上が目安です。秘書検定は男女問わず人気がある資格で、年間で9万人以上が受験しています。
まとめ
派遣労働者がキャリアアップできる環境を整えることは、派遣元事業主が負うべき義務です。キャリアアップ措置をはじめとした、さまざまな取り組みを通して、派遣労働者が自らのキャリアについて考えていける体制を整えましょう。派遣労働者の教育に力を入れたいと考えている方は、ぜひ「派遣のミカタ」をご活用ください。
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