ブログ/コラム
人事管理 2022年01月13日
派遣社員のボーナスは払うべき?もらえるの?

派遣法に対応した教育環境を整えましょう
派遣社員にボーナスって払わなきゃいけないの?そもそもボーナスって法律上払う必要ってあるの?今回はそんな疑問にお答えするべく、派遣社員へのボーナスについて解説していきます。
派遣社員でもボーナスを貰えるの?
社会人になればボーナスが貰える…という認識は強いです。しかし、そのボーナスについて認識が非常に甘いのが現状。結論から言えば、企業側に「ボーナスを払う義務」は法律上存在しません。
そもそもボーナスとは賞与。賞与とは業務成績に応じて支給される報酬であり、支給額は予め確定されたものではありません。つまり、全く払わない場合もOKという事なのです。
但し、雇用契約上で明記している場合は例外となります。例えば、基本給+〇〇円分毎月支払うとか、何割分を必ず支払うだとか…具体的に提示してしまえば義務が生じるのです。この場合、賞与というより給料の一部という扱いになりますので、義務になるのです。
また、ボーナスは支給される日に、その企業に在籍していなければ支払う必要はないというルールもあります。その為、ボーナス前に退職をしたとしても労働者側は貰えませんし、企業側も支払う必要はありません。
ボーナスがある=良い事なのか?
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
さて、ボーナスというと名前的にもご褒美感があり、どうしても良いもののように見えますが、実際はそうではありません。ボーナスはそもそも毎月の給料の積立金です。それをまとめて払っているだけに過ぎません。つまり、このボーナス分を給料に最初から含んでいれば、別にボーナスがなくても問題ないのです。
この辺りを労働者側は認識した方が良いかもしれませんね。ボーナスがない=損ではないのです。
また、派遣社員に対してのボーナス制度。 上記でも申し上げた様に、「支給される日に在籍していなければ支払う必要」はないのです。つまり、契約満了後にボーナス支給日が来てしまった場合、このボーナスは受け取れませんし、恐らく不満があがることでしょう。
その為、企業側も…特に派遣事業者は無理してボーナスを設定する必要はないのです。むしろややこしくなるだけなのでボーナスは無くて良いと思います。 積立などしなくとも、給料の中にボーナス分を含めてしまいましょう。
ボーナスとはある意味終身雇用時代の名残でもありますが、現代では転職など当たり前です。最近ではボーナスを廃止する企業も増えています。
労働者側はボーナスに対しての認識を再確認し、企業側もボーナス制度の見直しをしてみると良いでしょう。
派遣事業におすすめのサービス
派遣法に対応した教育環境を整えましょう
1,300社以上の導入実績を持つ「派遣のミカタ eラーニング」は、派遣法改正により義務化された派遣スタッフのキャリアアップ教育を丸ごと効率化する、派遣業界特化のeラーニングサービスです。
様々な業種に対応する約20種類の教育カリキュラムと、3,000を超える多様な学習コンテンツが搭載されているので、eラーニング導入時に負担となる、カリキュラムの作成や教材の制作なども必要ありません。
受講者と学習データの管理、事業報告用の実績算出もラクラクなので、難しい操作や設定もなく簡単にeラーニングを導入・運用することができます。
また、派遣法改正やトレンドに合わせてほぼ毎月コンテンツを更新しているため、在職期間の長い従業員の教育や派遣社員以外の社員教育にもご活用いただけます。キャリアアップ教育に必要な機能がすべて揃って、月額費用はわずか19,800円〜!
こちらの記事もおすすめ
派遣法 2022年04月11日
【改正派遣法】派遣社員に求められる「同一労働同一賃金」の狙いとそのポイントは
目次そもそも「同一労働同一賃金」とは?同一労働同一賃金の狙いと概要派遣会社の対応のポイント派遣先が注意すべきポイント同一労働同一賃金による派遣社員への影響まとめ 法律上の義務を理解し適切に対応しましょ...
派遣元責任者 2024年04月22日
派遣法改正の歴史とは?これまでの改正内容を解説
派遣労働者を受け入れる際には、労働者派遣法への理解が欠かせません。労働者派遣法は定期的に改正されており、違反すると行政処分や罰則の対象となります。当記事では、労働者派遣法の改正内容や注意点などについて...
教育 2022年01月13日
派遣のキャリアアップ教育はeラーニングで!
目次教育訓練義務化の背景キャリアアップの方法教育訓練には「eラーニング」がオススメ!派遣教育に役立つeラーニングサービス 教育訓練義務化の背景 そもそも、何故今更になって教育訓練が重視される事になった...